業務用虫よけ用薬剤
「KINOU DF-1」

for SANITARY業務用虫よけ用薬剤「KINOU DF-1」

無臭なのに、高い虫よけ効果。

「KINOU DF-1」は、ユーカリ由来の天然成分を使用しながら、強い香りをなくし、ディート不使用でも高い虫よけ効果を実現した革新的な成分です。一般的なユーカリ精油は香りが強すぎるという課題がありましたが、「KINOU DF-1」は虫が嫌う成分だけを抽出し、無臭化に成功。さらに、揮発が少なく効果が長持ちし、水に溶けやすい特性を持つため、スプレー・ウェットティッシュ・UVクリームなど幅広い製品に応用可能です。ディートの年齢制限を気にせず、安心して使用できる虫よけ成分で、新しい製品開発をサポートします。
※注意：原材料としての販売のみ行っております、一般消費者への販売は行っておりません。

FEATURES特徴

無臭なのに高効果

香りなしで
しっかり虫よけ

ユーカリ由来の天然成分を使用しながら、香りをほぼ無臭化。虫が嫌う成分だけを抽出し、効果はそのままに快適な使い心地を実現しました。

ディート不使用

安全性を追求

ディート（DEET）不使用で、小さなお子様や敏感肌の方にも安心。年齢制限を気にせず使用できるため、家族みんなの虫よけ対策に最適です。

幅広い用途

さまざまな製品に応用可能

水に溶けやすく、スプレー・ウェットティッシュ・UVクリームなど多くの製品に配合可能。揮発しにくいため、長時間効果が持続します。

ACHIEVEMENTS使用実績

「KINOU DF-1」は、その高い虫よけ効果と無臭性が評価され、国内のさまざまな製品に採用されています。
虫よけ入りスプレー、虫よけ入りウェットティッシュ、虫よけ入りUVクリーム、虫よけシールなど、日常で手軽に使える虫よけアイテムとして幅広く活用されています。
ディート不使用で安全性が高く、子どもから大人まで安心して使える虫よけ製品の開発に貢献しています。

DEET FREEKINOU DF- 1は
ディートフリー！

そもそも、ディートって何？

ディート（DEET）は、一般的に使用される虫除け成分です。ただし、子どもへの使用には以下の制限が設けられています：
●6ヶ月未満の乳児には使用しないこと。
●6ヶ月以上2歳未満の乳幼児には、1日1回までの使用。
●2歳以上12歳未満の子どもには、1日1～3回までの使用。

詳しくは厚生労働省のホームページをご参照ください。

KINOU DF-1の技術

ユーカリが虫よけに効果があることは広く知られていますが、強い香りがデメリットでした。研究の結果、虫が嫌うのはニオイではなく、ユーカリに含まれる特定の成分であることが判明。

「KINOU DF-1」は、この虫が嫌う成分のみを使用し、不快な香りを取り除くことに成功しました。その結果、天然成分でありながら無臭で、ディート並みの高い虫よけ効果を実現。

一般的なユーカリ精油は、虫よけ成分のほかにも不要な香り成分や雑多な成分を含んでいますが、「KINOU DF-1」は純粋な有効成分だけを使用しているため、高い効果と使いやすさを両立。虫よけスプレー、ウェットティッシュ、UVクリームなど、さまざまな製品に活用できます。

試験動画

ミスト試験（ヒトスジシマカ）

「KINOU DF-1」を配合したミスト原料液のヒトスジシマカ（サブ蚊）に対する効果を検証しました。試験では、ミストを6回噴霧し、15分間の吸血率を測定。

その結果、ミスト処理を施した環境では、蚊の吸血数がゼロ（0%）となり、100%の吸血阻止率が確認されました。一方、無処理の環境では約半数（48.7%）の蚊が吸血しており、「KINOU DF-1」の高い効果が明らかになりました。

試験の様子を見ても、ミストをスプレーした環境では蚊が寄り付かず、無処理の環境では蚊が多数集まるという結果が得られています。これにより、「KINOU DF-1」が虫よけ製品の原料として非常に優れた性能を持つことが証明されました。

※ミストに使用する原料液のヒトスジシマカに対する忌避試験である。
※当試験結果を、製品の販売用に使用してはならない。

無臭ユーカリ精油成分（KINOU DF-1）配合
ミスト原料液の効力試験

各供試検体使用時の吸血率及び吸血阻止率供試検体	供試雌虫数（匹）	供試雌虫数（匹）	供試雌虫数（匹）
供試検体（ミスト液）	216	0	0
無処理	158	77	48.7

ウエットティッシュ試験（ヒトスジシマカ）

【試験方法】
検体である有効成分をエタノール水（濃度5%）に溶解させた液を不織布シートに含浸、前腕部（手首から肘）をまんべんなく拭き乾燥した後、供試虫成虫約500頭を放ったケージに前腕部を入れ吸血させた。3分後、ケージから腕を抜き、前腕部の吸血痕の数をカウントした。試験人数は3人。
尚、無処理区は、検体を含めずに同様の操作を行った。

試験の結果、無処理の腕では平均300箇所に吸血痕が確認されたのに対し、「KINOU DF-1」含浸シートを使用した腕では、吸血痕がほぼゼロ（平均1.3箇所）に抑えられました。

さらに、試験画像では無処理の腕には蚊が多数集まっているのに対し、「KINOU DF-1」処理済みの腕には蚊が寄りついていないことが明らかになっています。この結果から、「KINOU DF-1」がウェットティッシュなどの虫よけ製品において、非常に高い効果を発揮することが証明されました。

※ウェットティッシュに使用する含浸液のヒトスジシマカに対する忌避試験である。
※当試験結果を、製品の販売用に使用してはならない。

3分後の吸血痕数

		無処理	シート含浸液
吸血痕数	被験者A	300箇所 ※	0箇所
	被験者B	テストせず	3箇所
	被験者C	テストせず	1箇所
	平均値	300箇所 ※	1.3箇所

不快害虫試験（キイロショウジョウバエ）

供試虫：キイロショウジョウバエ（Drosophila melanogaster）
【試験方法】
左半面に有効成分入りのシート（20×24.5cm）、右半面には有効成分無処理シート（対照区）。
試験ケージ（30×20×24.5cm）の20×24.5cmの面に貼り付けてそこに供試虫の成虫約50匹を放虫した。
誘引源は誘引灯（波長357nm）を使用。